宇部フロンティア大学の歴史

 宇部フロンティア大学は、明治36(1903)年に香川昌子が現在の山口県宇部市に開塾した香川裁縫塾に始まり、地元の宇部市及び山口県の財政的支援を受けて、平成14(2002)年に開学しました。現在、学校法人香川学園は、幼稚園、中学校、高等学校、短期大学部、大学、大学院、大学院附属臨床心理相談センター、および宇部環境技術センターからなる総合学園となり、地域に貢献する人材育成と人材交流の拠点となっています。
 宇部フロンティア大学の建学の精神は「人間性の涵養と実学の重視」です。「人間性の涵養」とは、人間の多様な生き方を尊重しつつ、自らの考えを持ち、共通の目的に向かって自律的に行動できる人間力を養い育てることであり、「実学の重視」とは、実際の現場で経験を積み重ねることによって、知識と技術を自分のものにするプロセスを重視した教育を行うことにあります。実際に、心理学部の学生数は1学年40名程度であり、おおむね同じ講義や演習・実習を受講することになるため、留学生や社会人経験のある学生など多様な学生がありながらも自然に相互理解が深まる学風があります(人間性の涵養)。さらに、心理学部の配当科目のうち、4割以上の科目が演習・実習科目となっており、学生は体験を通して学んでいます(実学の重視)。

地域と共に歩む大学

 山口県内には心理専門職の養成課程のある大学が3大学あり、いずれの大学でも公認心理師と臨床心理士の受験資格取得が可能です。このうち宇部フロンティア大学心理学部、同大学院人間科学研究科においては、これら資格の取得に必須となる心理実習の実習先(医療機関や福祉施設等)に本学出身の公認心理師・臨床心理士が勤務しており、実習担当者として後輩となる本学学生の学びを支えています。また、就職先に本学出身の心理系の職員がいることも多いため、本学に学んで山口県内に就職すると、生涯にわたっての仲間が自然に得られることになります。
 また、本学教員は自治体の各種の委員会や審議会の委員として就任することや、地域から教員の専門分野と関連する講演等の講師として招待されることが多くあります。中には地元メディアに出演する教員もおり、地域では「○○先生、この前テレビに出演されてましたでしょう? 見ましたよ!」などと、ちょっとした話題となることもあります。もちろん、地元愛にあふれる山口県出身の教員が多いことも、本学の特徴です。
 そして、本学のキャンパスは山口県宇部市の閑静な住宅街にあります。大学祭といえば、大学生が集まるものと感じておられる読者の方も多いのではと思いますが、本学の大学祭には毎年多くの地域住民が集います。子ども連れや家族連れの来学者も多いため、「大学祭」というよりは「地域のお祭り」の雰囲気となっています。

キャリア支援と卒業生・修了生の進路

 心理学部の授業科目には「キャリアデザイン」や、実際に一般企業で就業体験をする「インターンシップ」を含む授業科目が開設されています。そして卒業生の進路は、例年80%程度が就職、20%程度が本学大学院進学等となっています。就職先は一般企業の総合職や営業職・事務職、医療機関、福祉施設、公務員など多様ですが、山口県内への就職が多くなっています。
 また、大学院修了生の就職先としては、山口県スクールカウンセラー、精神科病院、精神科クリニック、児童や高齢者・障がい者の福祉施設、就労移行支援事業所、社会復帰促進センター(刑務所)、公務員などがあります。近年は新卒での山口県スクールカウンセラー採用も複数名あり、地域での活躍が期待されています。

キャリア支援と卒業生・修了生の進路

 心理学部の授業科目には「キャリアデザイン」や、実際に一般企業で就業体験をする「インターンシップ」を含む授業科目が開設されています。そして卒業生の進路は、例年80%程度が就職、20%程度が本学大学院進学等となっています。就職先は一般企業の総合職や営業職・事務職、医療機関、福祉施設、公務員など多様ですが、山口県内への就職が多くなっています。
 また、大学院修了生の就職先としては、山口県スクールカウンセラー、精神科病院、精神科クリニック、児童や高齢者・障がい者の福祉施設、就労移行支援事業所、社会復帰促進センター(刑務所)、公務員などがあります。近年は新卒での山口県スクールカウンセラー採用も複数名あり、地域での活躍が期待されています。

地域に貢献する大学院附属臨床心理相談センター

 本学大学院には大学院附属臨床心理相談センターが開設されています。大学院生はこの相談センターの相談員として、教員のサポートを受けながら実際に心理相談を担当しています。もちろん、初めて担当する心理相談は誰にとっても困難を伴うものになります。この困難を体験する中で、大学院生はそれぞれに、これまで学んできたことを相談の中で実践しながら自分なりの工夫を見いだし、あるいは自分自身の学びが足りていない部分を自覚し、大学院での学びに戻ります。「実践」と「学び」のくり返し、この過程をサポートする教員の存在が、大学院生の心理専門家としての歩みを支えています。

地域と共に歩む心理臨床家の養成

 本学心理学部の教員には日本臨床心理士会会長の高田晃学長をはじめ、山口県公認心理師協会会長の桝本俊哉学部長など、現場での心理カウンセラー経験が豊かな教員が多く、現場で活用されている実践的な心理学を学ぶことができます。そして本学で6年間学び、「公認心理師」「臨床心理士」として山口県で活躍する心理職になると、県内で活躍する本学出身の先輩心理職に見守られ、生涯に渡ってサポートと専門的な学びが得られます。都市部の大学出身の場合には勤務先に先輩がいることはあまりないのですが、本学は地域と共に歩む大学だからこそ、卒業生・修了生が自然と地域と先輩に見守られる環境にあります。

自分自身と歩む大学心理学部4年間の学び

「スクールカウンセラーになりたい」と入学し、授業での学びや自己理解の深まりを経て、「やっぱり自分にはこちらが向いている」と、インターンシップを始め、大卒での就職に納得して取り組む心理学部の学生がいます。「どうせ学ぶなら、心理学ならちょっと興味がある」と入学し、カウンセリングの授業で多様な人の生き方と心理カウンセラーの関わりに触れ、大学院進学を本気で考えるようになった心理学部の学生もいます。
「生活の充実のために仕事を選ぶ生き方(大卒就職)」か「仕事に生きがいも求める生き方(心理専門職)」か、自分の生き方を考える4年間の体験が、宇部フロンティア大学心理学部にはあるようです。

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